昭和を代表するアイドル・グループ:ずうとるび

1970年代中盤、一世を風靡したアイドル・グループ。日本テレビ系「笑点」の「ちびっこ大喜利」で人気を博した子役4人(山田隆夫/新井康弘江藤博利/今村良樹)でグループ結成。1974年2月、シングル「透明人間」でレコード・デビュー。3rdシングル「みかん色の恋」の大ヒットで、一躍トップ・アイドルに。

キャパ6,000人の日比谷野音も立ち見が!

コントなどお笑いの要素も持ち、人気絶頂期の1975〜76年には、TVバラエティのレギュラーが週8本、『平凡』『明星』を表紙を度々飾り、人気投票でも1位に。1975年には「初恋の絵日記」で紅白歌合戦にも出場。

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1977年、山田隆夫が結婚を機にグループを卒業。一般公募で、新メンバー・池田善彦が加入。 同年10月、新生ずうとるび第1弾シングル「青春のひらめき」リリース。
同時に、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で「三波伸介の凸凹大学校」がスタート。曲名を絵で当てる「エスチャー」コーナーが人気となり、長寿番組に。

レコード・リリースは、1980年2月のシングル「マルガリータ」が最後。以降は、グループとしての活動よりも、ドラマ、バラエティーへの単独出演が多くなる。1982年3月、解散コンサート。

2020年1月、江藤博利プロデュース「昭和歌謡コメディ」に新井康弘がゲスト出演。その共演がキッカケとなり、急遽、新旧メンバー5人揃っての復活が実現。同年2月、復活ライブ開催。

山田隆夫(やまだ たかお)

1956年(昭和31年)8月23日、東京・深川生まれ
日本大学豊山高校卒業
楽器パート:サイドギター

小学校4年生のとき、フジテレビ系「ちびっこのど自慢」の公開録画を観に行った際、病欠した出場予定者に代わり、飛び入り出演し優勝。そのタレント性を買われて、劇団ひまわりに入団。子役として50本以上の番組に出演。NH銀河ドラマ「やぶれかぶれ」(1971年)では、TV大賞・優秀子役賞受賞。

ずうとるびではリーダー。作詞作曲もこなし、フォーク、ロック、ポップス、スローバラードからコミックソングまで多彩な曲調で、50曲以上を手がけた。

ずうとるび卒業後は、俳優・タレントとして活躍。 1984年10月、「笑点」の「大喜利」の6代目座布団運びに就任。1987年には、スピルバーグ監督によるアメリカ映画「太陽の帝国」にも出演。プロボクシングC級ライセンスを持ち、また、鈴々舎馬風一門の落語家として「鈴々舎鈴丸」の名も持つ。

新井康弘(あらい やすひろ)

1956年(昭和31年)12月5日、東京・麻布生まれ、川崎育ち
自由が丘学園高校中退
楽器パート:ドラム

小学校5年生のとき、日本児童劇団に入団。子役として、「コメットさん」(1967~68年、TBS)、「打ち込め!青春」(1971年、NET)、「風雲ライオン丸」(1973年、フジテレビ)など数々のドラマに出演。

ずうとるびでは、山田卒業後、リーダーに。「お前」「デイモンドライブ」などアルバムのソロ曲では作詞も手がけ、コンサートの個人コーナーでは、早い時期から、化粧を施しデヴィッド・ボウイをカヴァーしていた。

ずうとるびとしての活動と並行して、「岸辺のアルバム」(1977年、TBS)、「沿線地図」1979年TBS)など、話題のドラマに出演。1979年には映画「ピーマン80」に主演。

解散後は、俳優に専念。1999年から11年間続いたTBS系昼ドラマ「大好き!五つ子」シリーズの良介パパとして広く知られる。テレビ、映画、舞台で活躍。

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今村良樹(いまむら よしき)

1957年(昭和32年)9月19日、東京・上目黒生まれ。
堀越学園高校卒業
楽器パート:ベースギター

中学1年生のとき、一般公募で、日活映画「メッタメタガキ道講座」(谷岡ヤスジ原作)に出演。その後、劇団ひまわり入団。
映画「卒業旅行」(73年)では、マーク・レスターと共演。ずうとるびとしてデビューする直前の74年1月には、NHK少年ドラマシリーズ「夕ばえ作戦」で山田と共演している。

絵が得意で、ずうとるびのレコードジャケットのイラストをも手がけ、漫画誌「デュオ」に読み切り漫画「くるくるパーニック」を掲載したことも。

ずうとるび解散後は、ロックバンド「MEGE」を結成し、ヴォーカリストとしてライヴハウスを中心に活動。後に、構成作家に転身。「全国高等学校クイズ選手権」「午後は○○おもいっきりテレビ」などを人気番組を担当する売れっ子作家だったが、2009年、渋谷画劇団が主催する、紙芝居プロデューサーのオーディションを受け、プロ紙芝居師としてデビュー。2012年には心理回想士の資格を取得し、回想士としての活動も開始。芸能スクール 「1億3000万人のタレントスクール」も手掛けた。更に、 LINEのスタンプクリエーターとしても活動中。

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>> 「新米心療回想士のブログ」

江藤博利(えとうひろとし)

1958年(昭和33年)9月5日、宮崎県都城生まれ。
堀越学園高校卒業。
楽器パート:リードギター

小学校5年生のとき、日本児童劇団に入団。「スペクトルマン」(71年)をはじめ、数々のドラマに出演。72年の映画「どぶ川学級」では、登場シーンは異なるが、新井・今村と共演している。

ダンスを得意とし、後期ずうとるびでは、振付も担当。また、コンサートでは、選曲・構成も手がけ、メインMCとして司会進行を担当。

ずうとるび在籍時から、「青春諸君!」「青春諸君!夏」「刑事犬カール2」などのドラマに出演。解散後は、俳優と並行して、「クイズ・ドレミファドン」などの司会も担当。

「三波伸介の凸凹大学校」の「エスチャー」コーナーでの、何を描いても四本足になってしまうユニークな動物の絵が人気を博したが、現在も自身のトレードマークとして、オリジナル・グッズやサインでそのイラストを使用している。

2014年3月、昭和の時代のTVバラエティの復活を掲げ「昭和歌謡コメディ」を座長として旗揚げ。以降、年2回のペースで公演を継続中。2020年1月上演のシリーズ第12弾に、新井康弘をゲストとして招き、約38年ぶりの共演がキッカケとなり、2020年2月にの「ずうとるび復活ライブ」開催に至った。

>> 江藤博利 オフィシャル・ウェブサイト
>> 江藤博利プロデュース「昭和歌謡コメディ」

池田善彦(いけだ よしひこ)

1959年(昭和34年)2月10日、兵庫県神戸市生まれ。
滝川高校卒業。
楽器パート:サイドギター

大学受験を目指していた浪人中の77年5月、「月刊明星」(77年7月号)の「ずうとるび新メンバー募集」の記事を見て、応募。新メンバーに抜擢される。7月から、ずうとるびに帯同。9月の山田隆夫さよならコンサート(日比谷野音)が本格的な初舞台となり、10月、シングル「青春のひらめき」で正式デビュー。

ずうとるび在籍時から俳優としても活動。「思えば遠くへ来たもんだ」(81年、TBS系)では、山田隆夫と共演。映画「無力の王」(81年)では、挿入歌として、ずうとるびとは一線を画すロックンロールナンバー「玉突きロック」も披露。解散後は、俳優に転身。TBS系朝の連続ドラマ「白き牡丹に」(82年)などに出演。

後に、芸能界を完全引退。現在は、ライブハウス仕様のバーY’s PaPa(東京・中野)を経営。ずうとるびバックバンドのバンマスだった黒住和男とアコースティック・デュオ「IKECLO」を結成。自店で定期的にライブを開催。

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