「笑点」から生まれたアイドル・グループ
1971年(昭和46年)頃、日本テレビ系「笑点」で「ちびっこ大喜利」がスタート。芸達者な子役達による大喜利が人気を博し、定例企画に。山田隆夫は第一回からのレギュラー。後に、新井康弘、江藤博利、今村良樹の順にレギュラー入り。1973年に4人が顔を揃えた。(敬称略)
1973年夏、「座布団10枚」のご褒美として、山田がレコード・リリースの権利を獲得。音楽好きの山田が中心となり、4人でバンド結成。山田がサイドギター、新井がドラム、今村がベース、江藤がリードギターとパートが決まり、グループでレコードを出すことに。
ベースの今村が左利きだったことから「ビートルズみたいだな」ということで、転じてずうとるび と命名されたとか。
日本のインディーズ・レーベルの先駆けであるエレック・レコードからのリリースが決定。児童劇団に所属していた4人が、エレホン企画に所属することとなった。
1974年2月、山田隆夫作詞・作曲の「透明人間」で、ずうとるびとしてレコード・デビュー。山田・新井17歳、今村16才、江藤15歳。
正式デビュー前の1973年、『サウンド・ストーリー〜楽しい世界名作童話12シリーズ』という、レコード付12冊組絵本セットをエレックレコードが手掛けた際に、「山田たかお(ずうとるび)」名義で参加している。第10巻「ピノキオ」を担当。 |
1974年
2月
■1stシングル「透明人間」
4月
■1stアルバム『ずうとるびファースト』
■フィンガー5の新番組「進め!フィンガー5」(TBS系/日曜19:00)に山田・江藤がレギュラー出演。
8月
■2ndシングル「恋のパピプペポ」
10月
■初のレギュラー番組「学校そば屋テレビ局」(TBS系/日曜19:00)スタート。
山田・江藤が出演していた「進め!フィンガー5」が9月で終了、その後番組。女子高とテレビ局の間に位置するそば屋が舞台。そこで住み込みで働く青年4人(ずうとるび)とそば屋の主人親子(由利徹/近藤久美子=現・相本久美子)、女学生(エバ他)、テレビ局のディレクター(鶴光)らの日常を描いた、公開録画形式のコント番組。
11月
■3rdシングル「みかん色の恋」
■2ndアルバム『ずうとるびセカンド~みかん色の恋』
「みかん色の恋」で人気急上昇、一躍トップアイドルの仲間入り。『平凡』『明星』『セブンティーン』などへの露出が増える。
1975年
1月
■初のコンサートを神田共立講堂で開催
3月
■4thシングル「恋があぶない」
■3rdアルバム『ずうとるびサード~恋があぶない』
■日劇ウエスタンカーニバル初出演(3/28〜31)
4月
■初の日比谷野音コンサート「ずうとるびジャンプ」開催
■「哀愁学園(野球部編)」スタート。
※この頃から、月〜日まで全曜日にTVレギュラーを持つことに。テレビ週7本!ラジオ週2本!!
7月
■5thシングル「太陽の季節」
■映画「ずうとるび前進!前進!大前進!!」公開。4月の日比谷野音コンサートの模様を中心としたドキュメンタリー映画。
■初の全国ツアー「COME ON PEOPLE」開催。7〜8月にかけ全国8都市。
■ 渡米したフィンガー5から 「時間だヨ!アイドル登場」(日本テレビ系)のメインMCを引き継ぎ、TVレギュラーが週8本に!
8月
■4thアルバム『ずとるびフォース~愉快な仲間たち/どりーむらんど』
9月
■6thシングル「初恋の絵日記」
■初のライヴアルバム『ずうとるびファーストライブ』
10月
■ドラマ「ばあちゃんの星」(TBS系)スタート。
4人揃って出演の連続ドラマ。悠木千帆(樹木希林)と共演。
12月
■7thシングル「恋の夜行列車」
■NHK紅白歌合戦出場(歌唱楽曲「初恋の絵日記」)
※この年、Meijiカレビアンカレー、サントリーオレンジ50をはじめ、数々のCMにも出演。
1976年
1月
■新春コンサート
2月
■企画アルバム『ずうとるびとその仲間たち』
3月
■5thアルバム『恋の夜行列車』
4月
■スプリング・コンサート
5月
■8thシングル「ペチャパイブギ」
7月
■9thシングル「愛の反逆」
■夏の全国ツアー「76 Come on People 夏だ飛び出せ!ずうとるび」開催(7〜8月/全国23都市)
※7/18のオープニング・フェスティバル(日比谷野音)ではモンキーズと共演。
8月
■初のファンクラブ・バスツアー開催。8/1、つま恋エキシビジョンホール公演観覧つき。
■エレックレコード倒産により、東芝EMIへの移籍発表
9月
■10thシングル「大した娘だよキミは」(東芝EMI移籍第1弾作品)
10月
■6thアルバム『ずとるびファイト』
■日比谷野音で「ずうとるびの秋まつり」開催
11月
■初の日劇単独公演「ずうとるびファイト」でミュージカルを上演。 ミュージカル楽曲は、後にアルバム『Beginning』に収録。
12月
■11thシングル「ふとしたはずみで」
1977年
1月
■新春コンサート
2月
■初のベスト・アルバム『ずうとるび すとうりぃ』(デビュー3周年記念)
■デビュー3周年記念コンサート
4月
■スプリング・コンサート(4〜5月)
※この頃から、メンバー個々の活動もさかんに。
・山田隆夫:日本テレビ系ドラマ「ちちんぷいぷい」
・新井康弘:TBS系ドラマ「乱塾時代・子育て合戦 」
・今村良樹:TBS系ドラマ「哀愁学園PART5~君よ不死鳥のように」
・江藤博利:TBS系クイズ番組「やすきよのびっくらドン!」
5月
■12thシングル「明日の花嫁さん」
※山田隆夫が結婚を機にグループ脱退を発表。
※月刊明星」7月号誌面にて、新メンバー募集。
6月
■TBS系ドラマ「岸辺のアルバム」に新井康弘が出演
■レモンパイとコラボ・ライブ「みかんとレモンのダイナマイトパーティー」
■新メンバー・オーディション。1,752名の応募者の中から2名に絞られる。
7月
■7thアルバム『明日の花嫁さん/ビバ・ジャパン77』
■新メンバーが池田善彦に決定。「時間だよ!アイドル登場」にて発表。
8月
■山田隆夫さよならコンサート。
9月
■9/25の日比谷野音公演をもって、山田隆夫がグループ脱退。
■山田隆夫卒業記念アルバム『ずうとるび すとうりぃ ぱあと2』
10月
■13thシングル「青春のひらめき」
池田善彦を加えた新生ずうとるび第1弾シングル
■東京12チャンネル「三波伸介の凸凹大学校」スタート。
歌のタイトルを絵で当てる「エスチャー」コーナーで、何を描いても4本足になる江藤のユニークな画風が評判となる。
11月
■ファンクラブ・バスツアーで富士見ランドへ。
12月
■14thシングル「止めるならいまのうち」
1978年
1月
■新春コンサート
3月
■15thシングル「スカイランデブー」(グリコ「スカイミント」CMソング)
6月
■16thシングル「あの娘は宇宙人」
7月
■サマーコンサート(7/26 郵便貯金ホール、 8/24 新宿ACB 他)
8月
■9thアルバム『真夜中のピクニック』
■ファンクラブ・ツアー「ずうとるびと行くグアム島ツアー」開催
■17thシングル「Dr.スロットマシン」
10月
■「哀愁学園第八部 日本忍法伝新・日本書紀より」スタート
11月
■ファンクラブ・バスツアーでマザー牧場へ
1979年
3月
■18thシングル「Love Trip」(グリコ「スカイミント」CMソング)
4月
■日本テレビ系「太陽にほえろ!」
(No.350「高校時代」新井康弘、今村良樹出演)
■TBS系ドラマ「沿線地図」スタート (新井康弘出演)
8月
■19thシングル「ウッカリBOY チャッカリGAL」 (映画「ピーマン80」主題歌)
■サマーコンサート
9月
■新井康弘主演映画「ピーマン80」公開
10月
■TBS系ドラマ「青春諸君!」スタート (江藤博利出演)
■フジテレビ系ドラマ「ご近所の星」スタート (新井康弘出演)
1980年
2月
■20thシングル「マルダリータ」
※ラスト・シングル
3月
■「郁恵スプリング・フェスティバ」(新宿コマ劇場)出演
4月
■TBS系ドラマ「青春諸君・夏!」スタート(江藤博利出演)
■テレビ朝日系ドラマ「爆走!ドーベルマン刑事」スタート(新井康弘出演)
9月
■テレビ朝日系ドラマ「ある日突然?!スパゲティ・ママの青春白書」 スタート(江藤博利出演)
12月
■フジテレビ系ドラマ「小さな追跡者」スタート(江藤博利出演)
1981年
2月
■TBS系特番ドラマ「昭和史のなかの家族〜空よ海よ息子たちよ」(池田善彦出演)
3月
■TBS系ドラマ「思えば遠くへ来たもんだ」(池田善彦出演)
4月
■TBS系ドラマ「刑事犬カールⅡ」スタート(江藤博利出演)
6月
■TBS系ドラマ「ぼくらの時代」スタート(新井康弘出演)
9月
■日本テレビ系「太陽にほえろ!」
(No.473「ダーティなゴリ」江藤博利ゲスト出演)
11月
■TBS系昼ドラマ「あした幸福」スタート(池田善彦出演)
1982年
3月
■解散コンサート
「凸凹大学校」内でも「卒業式」実施